「フォイト・リニアジェット」が、松山―広島間で運航されている高速船「スーパージェット」の次世代船に採用されることとなりました。
この新型船は、2025年秋に就航が予定されています。
詳細は、石崎汽船株式会社様報道発表より
【フォイト・リニアジェットについて】
「ウォータジェットのスピードと軸プロペラの燃費を両立した高速船用推進器
一般的に、軸プロペラは低速航行時には低燃費・高効率ですが、船速が28ノット付近を超えるとキャビテーションを発生し効率が落ち、一方、ウォータジェットは30ノットを超えるような高速航行時には高効率を発揮しますが、低速時には著しく低下するといわれています。
「フォイト・リニアジェット」は両方の長所を併せ持ち、25~40ノット付近まで高効率を維持できるように設計され、シンプルで環境性能と静粛性に優れた次世代高速船用推進器です。
船底に作られた半トンネルに埋め込むように設置されたノズルに、専用設計されたプロペラ翼と整流翼が内包された構造で、ノズルの前(船首側)から後ろ(船尾側)まで、ねじれのないまっすぐな水流を作り出すところから、「フォイト・”リニア”ジェット」と名付けられました。
燃費や環境の為に船速を犠牲にしてきた高速船に「フォイト・リニアジェット」。