革新的な新型推進器「エレクトリック・フォイトシュナイダープロペラ」 “eVSP” を発表
- フォイト社はその駆動技術の電動化を推進し続け、新たに全電気式推進器を提供します
- プロペラに統合された電気モーターにより、さらに環境に優しく、省エネルギーでの操作が可能になりますプロペラに組み込まれた永久磁石同期モーターにより、eVSPは高効率と複雑さの軽減を両立します。すなわち、ギア類を完全に無くすことでノイズが最小限に抑えられ、また船舶の重要なスペースが解放されます。
駆動システムは、従来のVSPのテクノロジーとフォイト・インラインスラスタ(VIT)の10年以上にわたる電気駆動ノウハウを組み合わせています。「エレクトリック・フォイトシュナイダープロペラを使用することで、海洋アプリケーションの推進系の電化に重要な貢献をし、それによりさらに省資源の輸送に貢献しています」と、フォイト・海洋アプリケーション研究開発担当副社長であるダーク・ユーゲンス博士。「新型eVSPは、オフショア供給船、タグボート、フェリーなど、モビリティ革命に関わるすべてのアプリケーションのために開発されました。」さらに、eVSPは、堅牢な設計により、発電(エネルギー源)の選択における高度な柔軟性と低いメンテナンス要件により、船舶事業者に将来のセキュリティを提供します。
“エレクトリック・フォイトシュナイダープロペラにより、船舶推進系の電化、ひいてはより省資源の輸送に重要な貢献を致します。”
フォイト・海洋アプリケーション研究開発担当副社長 ダーク・ユーゲンス博士
さらに発展した機能原理
新しいeVSPは、メインドライブとして永久磁石同期モーターを使用します。これはVSP本体に完全に統合されており、必要なオイル量を大幅に削減します。さらに、ギアやトランスミッションが不要なため、無段階運転が可能になり、電気的駆動力を実質的に”ロスレス”で動的応答特性に変換できます。さらにeVSPは軽量化に優れており、シャフトトレーンの制限なしに取り付けることができます。
eVSPには、従来のフォイトシュナイダープロペラ(VSP)と同じ利点があります。VSPの中心的な原理である1つのユニットでの推進と操舵の組み合わせは、過去90年にわたって継続的に開発され、完成されてきました。洋上風用に設計されたVSPを搭載した船は、波高が最大4.5メートルであっても設定位置を正確に維持することが証明されています。また、VSPは、船の横揺れを大幅に低減し、乗り心地と安全性を大幅に向上させることができる世界で唯一のプロペラです。
お問い合わせ:
ファーイースト・トウイング株式会社 フォイト企画室 田崎 まで。 Email: tazaki@fareasttowing.com